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ノルドデザイン有限会社
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第16回(平成14年)熊本県産学官技術交流会、発表論文です。
RIST(熊本知能システム技術研究会)ヒューマンウェア研究討論会内で、平成14年に「住環境評価」分科会を立ち上げました。熊本大学大学院(工学部)との共同研究という形をとっています。陰陽説を感性工学的に捉え、実験データをもとに因子分析を行ない数値化することで、陰陽という観念の定量化を目的としています。その結果、これまでの感性表現が普遍的に実証され、陰陽を取り入れた空間デザインがより信頼性の高いものとなります。
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美しいデザインには、誰もが心ひかれる。
何万年もの過去の間に蓄積された潜在意識の中に、感覚の記憶の積み重ねがあり、この中には、美しさや心地よさを感じる感覚も含まれている。私たちがデザインする時、無意識に過去の記憶の積み重ねを辿っている故、その結果として、美しいものや形の作品表現になっていくことがある。例えば、たき火の火を暖かく感じるのは、人類が長い間、たき火をして暮らしてきたあかしである、というのも、同じである。

図1.人間の感覚と記憶
人類は、感覚の記憶・経験のもとに、自然の気を感じながら、豊かな心を培ってきた。しかし、現代、都会化、社会システムの複雑化が進み、自然の気を感じることも困難な環境になっている。機能性や便利さを追求するあまり、美しさや心地よさを感じる感覚が失われていくかもしれないとすれば、残念である。このような時代だからこそ、自然と気の調和のとれた住環境、ビジネス環境の大切さと必要性を認識したい。


中国で誕生した環境思想の中に、「陰陽」の概念がある。原初に「無極」と呼ばれる抽象的な要素があり、そこから「太極」が生じた。全ての存在の根源である「太極」が動き始めると、「陰」という落ち着いた性格の気と、快活な性格の「陽」という気を生み出す。これらは、森羅万象の状態を表わし、衣食住を含むすべてのものは、「陰」「陽」どちらかの気を持つことになる。しかし、グレースケールのような変化があり、完全な「陰」、完全な「陽」は存在しない。そして、物事の相対的な相を示す概念である。

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